ZOMEKI Ver.3について
はじめに
2016年10月27日に、ZOMEKI Ver.3を公開しました。
Ver.2のリリースからまだ半年しか経過していませんが、稼働環境を全面的に変更し、Ruby on Railsの最新版であるバージョン5に対応したため、メジャーバージョンのアップとしました。
Railsのメジャーバージョンアップに合わせて、ZOMEKIのメジャーバージョンを上げているため、Ver.4は2019年ごろリリースの予定です。
Ver.3の開発目標
ZOMEKI Ver.1、Ver.2の課題・問題を可能な限り解消することを目標に開発を進めます。
Ver.3からはJoruri CMS を開発しているメンバーが開発を担当するため、新しい開発体制で開発に取り組みます。
Ver.3の機能改善の考え方
今までの機能開発は、自治体サイト再構築のプロポーザルにて提示されている機能要件を実現していくというものでした。
このため機能開発の内容が散発的、部分的な機能改善にとどまることとなり、本来あるべき姿を十分追求できていませんでした。
Ver.3の開発では、最適な管理画面UIはどうあるべきかを分析しながら、ZOMEKIとして理想近いUIの姿を模索したいと考えています。
稼働環境の刷新
Ver.3ではWebサーバーの動作を軽量化するため、ApacheからNginxに変更しました。
それに伴い、Ruby用のアプリケーションサーバーをPassgengerからUnicornに変えました。
またデータベースについては、MySQLからPostgreSQLに変更しました。
これはJoruri Mapsの機能をコンテンツとしてZOMEKIに実装することを見据えて、この機会にGISデータを格納できるPostgreSQLに切り換えることとしました。
アプリケーションのコアとなるデータベースは、RDBであるべきと考えていますので、今後ともNoSQLのデータベースを利用する構想はありません。
ライセンスをMITに変更
オープンソースのライセンスを従来のGNU GPL v3から、MITライセンスに変更しました。
以前のGPL v3ライセンスでは、組織内利用の範囲を超えると、ソースコードの公開義務がありました。
MITライセンスではこの規約が無く、ITベンダー様が機能追加したバージョンを複数の自治体様に導入する際に、ソースコードを公開する必要がなくなりました。
2019年7月22日