開発方針

自治体サイト向けCMSとしての着実な進化

ZOMEKIの機能開発は、自治体サイトの再構築のプロポーザルへの対応が基本となっています。
プロポーザルにて要求される機能を分析し、最適な形で機能を実装しています。

自治サイト向けCMSは、自治体の職員の方がほぼ全員が利用することとなるため、操作が簡単でわかりやすいことが重要です。
ZOMEKIはサイト構築の機能とともに、サイト運用の操作性を重視して開発しています。

一般にページのテンプレートなどの各種ファイルを直接コードを記述して修正する方が、サイト構築の自由度は高くなり、どのような要求にも対応しやすいです。
しかし、HTML,CSS,Rubyといった各種のコードを使えないと、機能を設定することができません。

ZOMEKIはコードによる機能設定ではなく、あらかじめ実装されている機能を管理画面から選択して設定する方式としています。
あらかじめ実装されている機能のみの利用となりますが、職員の方が比較的簡単な操作により、機能を利用できるようになっています。

JISX 8341-3:2010へのより細やかな対応、オープンデータにおけるマシン向けのデータ提供など、今後も自治体サイト向けCMSに要求される機能を着実に実装していきます。

公式サイトCMSへのWebサイトの集約と円滑な運用の実現

自治体や大学では、多数の部門にてそれぞれ独自のWebサイトを作成・運用しています。
これらのWebサイトをすべて公式サイトのCMSに集約し、一元的に管理するのが効率的です。

自治体、大学サイトでは、CMSの導入後に、新しいサイトが次々と追加されていきます。
ZOMEKIは、自治体サイトおよび大学サイトにて、約100のサイトをひとつのZOMEKIで構築し、運用している実績があります。

このように多数のサイトのコンテンツの管理をさらに厳密に行うには、本番サイトとは別にステージングサーバーを配置し、このステージングサーバーにて更新前の確認を行うのが理想的です。
今後の開発では、ステージングサーバーとしての機能を充実させ、サイト単位の細かいコンテンツ管理を実現したいと考えています。

特定業務向け専用システムの開発プラットフォームとしての機能整備

組織内の特定業務向けの専用システムをZOMEKIをベースとして開発できます。
専用システムは、記事コンテンツなどと同様に、「コンテンツ」として実装します。

コンテンツとして実装した専用システムは、管理画面のコンテンツメニューからその操作画面を開くことが出来ます。
ZOMEKIの管理画面の各種機能をそのまま利用でき、ZOMEKIと同様の操作で、専用システムを利用できます。

専用システムの公開画面では、ZOMEKIに格納されている公開サイトのヘッダーなどを転用でき、既存の公開サイトと同じデザインやレイアウトを適用することができます。
ZOMEKIで作成された公開サイトの中に、シームレスに専用システムからの出力画面を組み込めるため、一体感があるシステムを構築できます。